その工程一つ一つが「酒一筋」の品質を生成します。
「その工程2」では「洗米」から「浸漬(しんせき)」「蒸し」「放冷」までを
見ていきましょう。


「赤磐雄町米」は軟質米で、この「洗米」や次の「浸漬」でも砕けてしまう危険性が高いので、特に注意深く洗います。


浸漬では秒単位の限定吸水を行い、良好な蒸し米を得るための水分含量となるよう、細心の注意を払っています。


米に含まれる生デンプンは、そのままでは発酵に関与するブドウ糖に分解されにくいので、蒸す(熱を加える)ことで、分解されやすい(麹の酵素の作用を受けやすい)αデンプンに変えます。また同時に殺菌も行います。


そのため、温度は下げすぎないよう、注意する必要があります。
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