さまざまな人の手を経て「酒一筋」は生まれ、育まれています。「雄町」を栽培する農家、醸造を担当する職人、さらにそれを支える数多くの人々――。それぞれの強い想いこそが、いい酒を造るのです。
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利守酒造 第四代蔵主
利守 忠義
私が「軽部産・雄町米の復活を」と思い立った昭和40年代当時、清酒の大部分は「三増酒」と呼ばれる醸造用アルコールと糖類(ブドウ糖・水飴)、化学調味料などを多量に添加した、甘いベタベタとした酒でした。 |
利守酒造
利守 弘充
「酒造りは米作りから」と言われるように、良い酒を醸す為には、良い原料米が不可欠です。 |
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但馬杜氏
田村 豊和
利守酒造の杜氏として招かれ、四半世紀を越える年月が流れました。その間には、まぼろしの米と言われた「雄町」を復活させるための奔走があり、備前焼の大甕で酒を醸すという挑戦がありました。 |
雄町栽培農家
清野 虎雄
私の雄町栽培は、小学生の頃から始まりました。昔は、田植え休みがあり協同で行う田植えは楽しみでした。また、父親の除草についていき、稲の葉に産みつけられた害虫(メイ虫)の卵を除去したりいなご採りをしたものです。 |
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