工程4|「酒一筋」ができるまで


酒ひとすじができるまで

貴重な酒造米である軽部産・雄町米を惜しげもなく磨き、醸し出される「酒一筋」。 一つ一つの工程が深い意味を持っているからこそ、格調高い「酒一筋」の味わいが生み出されるのです。 その品質管理は、出荷の日を迎えるその時まで、一瞬の油断も許されません。

その工程4
数々の工程を経て「酒一筋」は生まれます。 その工程一つ一つが「酒一筋」の品質を生成します。 「その工程4」では「上槽(搾り)」から「貯蔵」までを見ていきましょう。
上槽(搾り) 上槽(搾り)  醪の発酵が旺盛な時期を過ぎ、ある程度落ち着いてきたら、成分(日本酒度、アルコール濃度)が整ったことを確認し、醪を酒袋に掛けて搾るか、そのまま酒袋を吊るして自然に垂れるのを待ち、お酒と酒粕に分けます。 この工程を「上槽(搾り)」と呼びます。
貯蔵 貯蔵  上槽により得られたお酒(生酒)は、出荷時の瓶詰めまでタンク(斗びん)に貯蔵します。 貯蔵中は香味の熟成がおき、新酒の荒々しい香味が丸く穏やかなものになります。 ただ熟成が過ぎると、着色が過剰に進み、熟成香や雑味が多くなったりするので、過度に熟成が進まぬよう、貯蔵中の温度管理が大切です。